普段、「永谷園のお茶漬け」といえば「さけ茶づけ」や「お茶づけのり」などの粉末タイプとしておなじみですが、「永谷園通販」限定で販売されている「極膳(きわみぜん) お茶づけ」をご存知でしょうか。
「極膳 お茶づけ」は、店頭販売されている粉末タイプのお茶づけとは素材などがより厳選されている、フリーズドライ(真空冷凍乾燥製法)のブロック状のお茶づけです。
「極膳 お茶づけ」の名の通り、厳選された素材本来の味わいや食感が楽しめる、大きな具が特長のまさに極上の逸品。
今回はその「極膳 お茶づけ」の中から、「焼き鮭」「貝柱」「蒸し鶏わさび風味」「牛しぐれ」の4種をレビューいたします。
※こちらは「極膳 お茶づけ」シリーズではありません。
「極膳 お茶づけ」の前に、よく店頭で販売されている粉末タイプの「永谷園のさけ茶づけ」をご覧いただきます。
「極膳 お茶づけ」との比較用としてご覧ください。
個人的に、週に3食以上は必ずいただいている、いつもの「飯の友」です。
“お茶づけだから”ということで「お茶」をかけて召し上がる方もいらっしゃいますが、「永谷園のさけ茶づけ」はスープ(だし)も入っていますので、実はお湯をかけていただくのが正解です。
「極膳 お茶づけ」も同様で、お湯をかけていただきます。
変わらない、そして飽きない美味しさ。私にとっては「永谷園のさけ茶づけ」も「極膳」のひとつです。
極膳 「焼き鮭」「貝柱」「蒸し鶏わさび風味」「牛しぐれ」
今回レビューさせていただく、「極膳(きわみぜん) お茶づけ」の「焼き鮭」「貝柱」「蒸し鶏わさび風味」「牛しぐれ」の4種です。
粉末タイプの「永谷園のさけ茶づけ」とは違い、フリーズドライ(真空冷凍乾燥製法)のブロック状ですので、袋に厚みがあります。
大きくて贅沢な「焼き鮭」が主役で、程好い量の「海苔」がその主役を引き立てているという感じです。
その他の余計な具は無く、これは「焼き鮭お茶づけ」である!という「こだわり」と「自信」が強く伝わってきます。
今回、少しご飯を多く盛りすぎました…。本当はもう少し軽く盛ったほうが良いでしょう。
~香り~
見た目と同じく、香ばしい「焼き鮭」の香りが主役、「海苔」の香りがその主役をより引き立て、さらに昆布のダシの香りも合わさって、強く食欲をそそります。
普段からおなじみの「永谷園のさけ茶づけ」の香りも好みですが、こちらは「焼き鮭」の香ばしい香りがより強く、香りも級の違いを感じます。
~味~
まずは主役の「焼き鮭」をいただいたところ、その「旨み」と「香ばしさ」に感動しました!
これまでに味わったことが無い「焼き鮭」で、口に入れた瞬間、肉厚があるのにやわらかい身から「旨み」と「香ばしさ」が広がり、塩辛さや魚独特の臭さも一切無い、見事な美味しさと食感でした。
その後、ご飯とダシをいただいたところ、昆布の旨みと「海苔」香ばしさ、それに「焼き鮭」の旨みも加わった美味しさで、ダシへの「こだわり」も感じます。
そして、「焼き鮭」とご飯とダシを同時に試食。何一つ文句の無い極上のお茶づけであったことは言うまでもなく、「極膳 お茶づけ」の名前の意味が理解できました。
~まとめ~
商品名通り、「焼き鮭」が主役の「焼き鮭お茶づけ」であり、余計なものがまったく必要の無い、シンプルなのに極上の美味しさを楽しめる逸品でした。
主役の「焼き鮭」、副具材の「海苔」、昆布の旨みが効いた「ダシ」。永谷園さんがおっしゃる通り、“主役を引き立てる副具材やスープ(お茶、だし)との相性もとことん追求”されていることがよくわかりました。
「焼き鮭」の「旨み」と「香ばしさ」を楽しめる、後を引く美味しさです。
極膳 貝柱 お茶づけ
大きな「貝柱」が7つと「海苔」。一見するとシンプルではあるものの、厳選された大きな「貝柱」が7つも入っている贅沢な内容です。
もちろん主役は「貝柱」、そして副具材は「海苔」のみ。「焼き鮭お茶づけ」と同様、余計なものは必要無いということです。
ちなみに、「貝柱」は少々硬そうに見えましたが、お湯をかけるとすぐに軟らかくなりました。
~香り~
「貝柱」と「海苔」の磯の香りが食欲をそそります。
しっかりとした強めの香りですが、強すぎず弱すぎずの程好い磯の香りですので、臭さはありません。
~味~
「貝柱」は硬くなく軟らか過ぎずの程好い軟らかさ、口の中で繊維が解けてゆくとともに旨みたっぷりのダシが染み出してくるので、いつまでも口の中に留めておきたい美味しさです。
臭みは一切無く、香りと同様に強めではあるが程好い磯の風味が楽しめました。
昆布が効いたスープ(ダシ)は少々薄口で、「貝柱」の旨みを前面に味わえるように作られているように感じました。
~まとめ~
「焼き鮭お茶づけ」と同じく、余計なものがまったく必要の無い、シンプルなのに極上の美味しさを楽しめる逸品でした。
具は「貝柱」と「海苔」のみなのに十分。コリコリした硬いものではなく、軟らかでジューシーな「貝柱」なので、すぐにほぐれてダシも染み出して美味しくいただけました。
磯の香りと旨みが同時に楽しめる、シンプルタイプの美味しいお茶づけでした。
極膳 蒸し鶏わさび風味 お茶づけ
醤油ベースで味付けされた「鶏肉」がたっぷり、副具材は「海苔」の他、「茎わさび」も入っています。
「鶏肉」はお茶づけでいただくのに程好い大きさで、小さすぎず大きすぎずという感じです。
~香り~
弱くなく、ツンと来るほど強くもない「わさび」の良い香りと、醤油ベースの「味付鶏肉」の美味しそうな香りが合わさった香りです。
「わさび」がそれほど好みではない方でも、美味しそうと感じられる香りであると思います。
~味~
「鶏肉」は軟らかくてジューシー、まったく臭みも無く、「鶏肉」の旨みを邪魔しないように程好い醤油味が付けられています。
香りと同じく、程好い「わさび」の風味が効いており、スープと「わさび」と「鶏肉」のダシが合わさって、旨みたっぷりのお茶づけでした。
本当に美味しくいただけましたが、欲を言えば、もう少し「わさび」を強くしていただいたほうがより美味しいのではないかと、個人的には思いました。
~まとめ~
薄くなく濃くもない、絶妙なバランスの旨みたっぷりのお茶づけという印象です。
はじめは、お茶づけに「鶏肉」は合うのだろうか?とも思いましたが、臭みや脂が無い、あっさりしているのに旨みはしっかりの美味しさで、良い意味で裏切られました。
ただ、上記のとおり、「わさび」はもう少し強くしていただいたほうがより美味しいと個人的には思いますので、「茎わさび」を増やすか、スープに粉末の「わさび」を少し混ぜていただけるとうれしいです。
極膳 牛しぐれ お茶づけ
他の3種類の「極膳 お茶づけ」とは違い、牛肉と醤油が効いている、やや濃い目といった感じです。
醤油ベースの味付けされた細かな「牛しぐれ」と「海苔」「ねぎ」が見えます。
~香り~
「牛しぐれ」の旨みを予感させる、美味しそうな香りです。
牛肉の臭みは一切無く、醤油と「牛しぐれ」の香ばしい香りが食欲をそそります。
~味~
見た目や香りと同様、他の「極膳 お茶づけ」とは違い、やや濃い目の味付けです。
醤油ベースの味付けで、「牛しぐれ」の旨みと甘みが感じられ、やや強めの甘みがあるのにしつこくない美味しさです。
また、香り同様、牛肉の臭みは一切ありませんでした。
~まとめ~
やはり、他の3種類の「極膳 お茶づけ」とは異なる、しっかりとした風味のお茶づけでした。
しかし、しっかりした味付けなのに濃すぎず、さらりといただけるお茶づけですので、あっさり風味が好みの方も美味しく感じられることでしょう。
やや濃い目のしっかり風味が好みの方には特にオススメです。
~総括~
これまで私は、「お茶づけ」といえば「食後にもう少し食べたいとき」や「ご飯を余らせたくないとき」などに食べるものとしか考えていませんでしたが、こちらの「極膳 お茶づけ」をいただいてからは「料理」のひとつとして「お茶づけ」を見るようになりました。
ただなんとなくいただいていた「お茶づけ」を、「楽しむ料理」として気付かせていただいた「極膳 お茶づけ」。試食させていただいてよかったと心から感じます。
今回、「焼き鮭」「貝柱」「蒸し鶏わさび風味」「牛しぐれ」の4種をいただきましたが、自身の好みでランキングさせていただくと以下の通りになります。
1位:「焼き鮭」
2位:「蒸し鶏わさび風味」
3位:「牛しぐれ」
4位:「貝柱」
もちろん、いずれも美味しくいただける甲乙付けがたい逸品ですが、あくまでも私個人の好みですので、批判はご遠慮ください。
やはり「焼き鮭」のジューシーな美味しさが一番強く印象に残っているところが、1位の理由です。
また、今回は写真の通り、やや浅めのお茶碗でいただきましたが、「極膳 お茶づけ」は深めのお茶碗でいただいたほうがよろしいかと思います。
「お茶づけ」を気軽に手早く摂れる食事として「ファストフードのひとつ」という人もいますが、「極膳 お茶づけ」を一度でも口にすればそれが間違いであると気付くでしょう。
「お茶づけ」は料理のひとつであり、決して粗食ではありません。
お米を主食とする地域の一国「日本」から誕生した、お米をより美味しく楽しめる料理「極膳 お茶づけ」。
お米の美味しさをとともに「極膳 お茶づけ」をぜひ、皆様もご賞味ください!
※「極膳(きわみぜん) お茶づけ」は、「永谷園通販」限定で販売されている逸品です。
※好評でしたが、今現在は販売を終了されています。