サラリーマンの悲哀や夫婦関係などを楽しく、そして皮肉っぽく詠った「サラリーマン川柳」はおなじみですが、サラリーマンではなく、「奥さま」が詠った奥さま川柳「おくせん」をご存知でしょうか。
奥さま川柳、略して「おくせん」。
“17文字に込められた女のホンネ、男のガンボウ”が表されたショートストーリーであり、すでに第1回公募作品の傑作選が本として発売されています。
実際にその本を読んでみましたが、さすが選ばれた作品集という感想で、楽しい川柳がほとんどですが、中には、「奥さま」である前に「女性」として見て欲しい、相手への愛や感謝を詠った作品もあり、心を打たれる温かい作品も数多くありました。
しかし、大半が面白い作品で、他所様の家庭の笑えるところをのぞき見ているような楽しさを感じます。
みごと「大賞作品」に選ばれた作品は、
三十路こえ 気になりだした みのもんた
選好評は、“女性は、30歳を過ぎると何かが変わるという、その不思議さとリアリティ、それをみのもんた人気で表現したところが受賞の決め手になりました”とのことです。
他にもたくさんありますが、私のお気に入りは、
晩ご飯 「なんでもいい」なら 全部食え!
これは多くの家庭で当てはまることで、毎日の献立に頭を悩ませている「奥さま」の苦労と苦悩、して本音と怒りをうまく表した名作であると思います。
このような楽しい、そして温かい作品がたくさん収録されている本、奥さま川柳「おくせん」を皆様もぜひ、お楽しみください。
また、奥さま川柳「おくせん」の第2回目の川柳 募集もスタートされており、応募期間は2009年1月1日~2009年9月30日(必着)、応募方法は官製ハガキ、「おくせん」(奥さま川柳 第1回公募作品傑作選)の巻末にある綴じ込みハガキ、メールにて受け付けており、必要事項を記入して応募します(詳細は公式サイトをご覧ください)。
「おくせん大賞」にみごと選ばれれば「現金20万円」、その他副賞も多数用意されていますので、楽しい作品をご応募されてはいかがでしょうか。